兄弟でなる確率(731の方へ)2006年6月1日


 川崎病は、ご兄弟(姉妹)で罹る確率は、川崎病患者全体の1〜2%と言われていま
す(専門用語では同胞例といいます)。最近の疫学調査で年齢別の川崎病罹患率(0
歳〜4歳の人口10万人に対しての患者数)を見ると、170前後です。川崎病に罹りやす
い年齢(好発年齢)の1歳前後ですと250〜300と上昇します。2004年では、年間約1万
人の川崎病患者が報告されています。単純比較は出来ませんが、一般の方が川崎病に
罹る率よりは少し高いようです。
 通常川崎病は、女子に比べ、男子の方が多いのですが(男子>女子=1.3前後)、
同胞例では男女差(性差)も少し縮まるようです。
 発病時期は(双子も含め兄弟がいれば)1週間以内が過半数を占めるようです。た
だご質問の方の場合は長男が生後8ヶ月で発病され、その後、最近次男の方がお生ま
れのようですので、これは当てはまらないかも知れませんね。
 最近は、親子での川崎病発症(親子例)の報告も、年間数十例みられ、遺伝的な素
因も検討されています(決して遺伝する病気という意味ではありませんのでご注意
を)。
 川崎病は再発も3〜4%みられ、親御さんにとっては、心配はつきませんね。これも
残念ながら川崎病の原因がわかっていないためです。確率は低いので過剰な心配は無
用かと思いますが、実際には再発、同胞発症は見られます。 ただ、皆さん一度は川
崎病を経験しておられますので、発見(いつもの熱や発疹とは違う。川崎病かもと疑
う)、対応はとても早いようです。川崎病も早期発見、早期治療が大切です。お大事
に。