3歳半の長女が罹患して3ヶ月が過ぎました…2005年10月13日 


3歳半の長女が罹患して3ヶ月が過ぎました。このホームページの中や親の会の会
報の中でいろんな方のいろんな症例を読ませて頂き、いつも参考にさせて頂いていま
す。どなたかの参考になれば・・・そんな思いで、娘のこと振り返ってみます。
 6/17 昼前から38度の熱発、内科小児科受診し“化膿性咽頭炎”との診断。
抗生剤4日分処方受け3日目には解熱、4日目には元気に保育所へ。抗生剤は1日分
服用せず・・・
 6/21 夕方になって急にぐったりする。検温すると39度。残っていた抗生剤
を服用させる。
 6/22 午前中37度台に下がっていたため抗生剤が効いているのか・・・午後
になって体温が上昇、39度近くになったので、内科小児科再受診。化膿性咽頭炎が
しっかり治っていなかったのだろう、ときつめの抗生剤処方受ける。上唇の中央部分
の皮が剥ける。
 6/23 抗生剤服用しても効果みられず39度・・・坐薬で一時的に37度台に
なることも・・・
 6/24 総合病院の小児科受診。血液検査で白血球数が多いこと、CRPが5くらい
なのを疑問に思われるがその他の症状と言えば少々目が充血しているくらい。ウイル
スが目にも悪さをしているか?と前院とは違う抗生剤の処方と点滴を受けて帰宅。
 6/25〜26 休日で点滴のみに通院。熱は午前中37度台後半、午後になると
38〜39度で坐薬で37度台に・・・目の充血はひどくなり光を眩しいと言い出
す。左の首筋を触ると痛がる。脇の下から抱え上げることも痛がるようになる。
 6/27 小児科再受診、白血球数10000、CRP10でそのまま入院とな
る。
その時点で考えられたのが、@未知の細菌感染A川崎病疑いB自己免疫不全 で、心
エコー、腹部エコー、胸部X−P等諸検査行うが異常なし。2〜3日抗生剤による治
療で様子を診ることになる。
 6/30 前日まで比較的元気にしており、熱も37度台〜38度台前半だったの
が38度台に上がってしまう。左足関節痛を訴えるようになる。主治医、骨髄炎を疑
いMRIとX−P検査実施するが異常なし。念のため・・・と腹部エコーもされ、腹
水が貯まっているとのこと。腸炎も疑われるが食欲あり、腹痛や下痢の症状無いため
違うだろう、と。
 7/1 依然発熱の原因不明で、この日予定されていた他院でのRI検査も不備が
あり行われず、主治医から“もう待てないので・・・”とγグロブリン50ml×5日
とアスピリンによる治療が始まる。深夜42度まで体温上昇するが、坐薬使用せずに
翌朝には解熱。
 その後徐々に体温は下がり始める。
 この頃だったか・・・掌、指先が赤くなる。不定形発疹が一時的に脚に現れる。
 7/5 体温は37度台に落ち着く。心エコー検査で冠状動脈に5o程度の拡張が
確認される。また、ほんの少しではあるが膜様落屑もあり、川崎病との診断が下り
る。
 体温が37度台ですっきりしないため、γグロブリン追加投与、250ml×1回。
 7/8 白血球数4800、CRP1.5。冠状動脈の拡張については変化診られず、
炎症も治まっているようだ、とのことで翌日退院となる。その際心臓専門の小児科医
に掛かるようにと紹介状受け取る。
 7/12 紹介された小児科医を受診。心エコー検査で右冠状動脈拡張、左冠状動
脈前下行枝7o、回旋枝拡張が確認され、血管破裂の危険性もあると告げられ即入
院。
 投薬についてはアスピリン+ワーファリンの服用となる。
 7/23 急性期の血管破裂の危険性は無くなり、退院となる。
  
 今となってはどうしようもないことなのですが、最初に発熱があった際、しっかり
抗生剤を服用させていればこんなことにはならなかったのでは・・・とか、川崎病に
対する知識を少しでも持っていれば、γグロブリンによる治療を一日でも早くに始め
てもらえるよう主治医に相談したり、症例を多く診察している専門医に診てもらう機
動力に繋がったのでは・・・とか、悔やまれることばかりです。

 不幸中の幸いで、血管破裂は免れ、拡張部位はすでに退縮。7o大の動脈瘤も徐々
に小さくなってきており、MRCAの検査で4.5o×2pくらい。長いながらも紡錘状
の比較的きれい(?)なもの。今のところ狭窄の兆しはないそう。
 原因がわからないだけに、自分の行動を責め、再発に怯える自分がいます。でも、
娘は今日も元気でした。一日一日大切に生きて、その積み重ねで10年20年先に娘
が幸せでいてくれたら・・・ほんとにそれが何よりの幸せです。

 ただ、何故、娘が罹患してしまったのか?何故、現在では罹患児の1割程度といわ
れている動脈瘤形成が起きてしまったのか?この先ずっと“川崎病”の情報にアンテ
ナを張り巡らせることでしょう。年々増え続ける罹患児数、本当に一刻も早い原因究
明と予防法の確立、治療法の更なる進歩を願います。