グロブリンでショックを起こしましたが、元気になりました2003年11月27日


今年の8月に4歳の娘が川崎病に罹りました。初めは首が痛いと言って機嫌が悪く、38度の熱が出たので夏風邪かと思っておりました。抗生物質を2種類試して効かず、リンパ節がパンパンに腫れて痛がり、蕁麻疹がでて手足がむくみ、目が白目もまぶたも腫れ上がったのが5日目。かかりつけのお医者さんが川崎病の疑いがあると言って国立成育医療センターを紹介して下さいました。即入院でガンマ・グロブリンの大量療法を始めました。夜8時に最初10ml/hのゆっくりした速度で点滴を始め、大丈夫そうだからと一時間後に20ml/hに早めるようにと指示して担当医が帰ったのですが、10時頃「おしっこ!」と泣き叫んで起きた娘は真っ青な顔で全身がガクガク震え、今さっきまで熱でほてっていた体が氷のように冷たくなっていました。血圧は30−70に下がり手足はどす黒い紫色になり、ガクガク震えて歯の根も合わない様子を見て、「ああ、血液製剤の投薬を承認なんてしなければ良かった!」と心底思いました。幸い当直のお医者さんが駆けつけてグロブリンをすぐ中止して下さり、30分後には39.6度に熱が跳ね上がったにもかかわらずすやすや眠り、血圧は明け方までに漸く戻りました。
もうグロブリンはやめてほしいと思いましたが、担当医がゆっくりなら異常なかったのでアレルギー反応であったかどうかは確定できず、冠動脈の腫れを抑えてあげることが今一番大切であると説明され、翌朝にはまた10ml/hから始め、3日目には15ml/hに速度を上げました。結局2日で終わるはずの点滴を4日目の朝に漸く終了。怖かったグロブリンですが、結局効果は抜群。心臓の後遺症もなく、10日間の入院の間、点滴と心電図の発信機をはずしてもらってからは、他の重病のお子さんに申し訳ない程の元気ぶりでした。ただ、夜中に頭が痛がり泣きじゃくり吐いてしまったり、やたらと鼻血を出したり(生まれて初めて鼻血を出したので心配でした)不安な状態ではありました。
退院してからこのサイトにめぐり合い、娘の川崎病は幸い軽い方だったのだと分かりました。元気な姿を見るともう過ぎた事のようですが、慢性病の手帳をもらってみて、原因だけでなく再発や後遺症などこれからの危険性も未知数な病気との長いつきあいになるのだと覚悟いたしました。同じ不安を抱えるご両親と、このサイトでつながっていることは大きな心の支えです。川崎病の解明に、少しでもお役に立てれば幸いです。